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pythonのプログラミング環境構築まとめ【Mac catalina】

  • 公開日:2020/04/24
  • 更新日:2020/05/03
  • 投稿者:n bit

Macのcatalinaにpythonのプログラミング環境を構築する方法まとめ。簡潔に環境を構築し動作確認するまでの手順を解説。より詳細な解説やエラー対応については専用の個別ページも付属しています。

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この記事は約 分で読めます。(文字)

XcodeをApp Storeからインストール

この先Homebrew等のパッケージをインストールしていくのにXcodeが必要。最初にXcodeをインストールしておきましょう。XcodeのインストールはApp Storeからおこないます。

インストール手順は以下の通り。

  • App Storeにアクセス
  • 検索ウインドウからXcodeを検索
  • Xcodeをインストール

をクリックしましょう。

Xcodeのインストールは以下の2点に注意してください。

  • Xcodeのインストールには約1時間程度の時間がかかる。
  • Xcodeをインストール後、必ず一度起動し規約の同意まで済ませておきましょう。

Homebrewのインストール

次にMacOSの定番パッケージ管理システム「Homebrew」をインストール。Homebrewはターミナルからコマンドを使ってインストールします。ターミナルを起動して下記のコマンドを入力してください。

$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"

最後の方の行で下記のように表示されていればHomebrewのインストールが正しく終了しています。

==> Installation successful!
  • ※ インストールには時間がかかります。(約10分程度)

Homebrewのインストール確認

Homebrewが正しくインストールできているか確認しておきましょう。

$ brew doctor

以下のように表示されていれば問題なくインストールできています。

Your system is ready to brew.

最後にインストールされたHomebrewのバージョンを確認しておきましょう。

$ brew --version

以下のようにバージョンが表示されます。

Homebrew 2.2.13

Homebrew/homebrew-core (git revision 23ff5; last commit 2020-04-22)

ここまでの手順の詳細な説明やエラー対策等は下記のページで解説しています。もう少し詳しく知りたい方はご参照ください。

pyenvのインストール

次はMacのローカル環境に複数のPython環境を構築し切り替えながら利用できる「pyenv」をインストール。pyenvのインストールにはHomebrewを利用します。

インストールコマンドは以下の通り。ターミナルから実行してください。

$ brew install pyenv

pyenv内のpythonを利用するようにパスを通しておきます。

MacではmacOS Catalinaからデフォルトのシェルがbashからzrcに移行されました。zrcでパスを通すには以下の通り。

% cat << 'EOS' >> ~/.zshrc


heredoc> export PYENV_ROOT=/usr/local/var/pyenv
if command -v pyenv 1>/dev/null 2>&1; then
eval "$(pyenv init -)"
fi
EOS

最後にシェルをリロードしておきましょう。

zsh -l

pyenv環境にインストール済みのバージョン一覧確認

pyenv環境にインストール済みのPythonバージョンを確認します。現在はpyenvをインストールしたばかりですのでシステムの表示のみです。

$ pyenv versions

* system (set by /Users/○○○/.pyenv/version)

これでpyenvの仮想環境にPythonをインストールする準備が整いましたので次は実際にPythonをインストールしていきましょう。

pyenv環境にPython 3.8.2をインストール

今回は最新バージョンのPython 3.8.2を選択してインストールしていきます。インストールするPythonのバージョンはご自分の開発環境に合わせて選択してください。

以下のコマンドを実行します。

$ pyenv install 3.8.2

正しくインストール完了すれば最終行は以下の通り。

Installed Python-3.8.2 to /Users/○○○/.pyenv/versions/3.8.2

pyenv環境にインストールされたPythonのバージョンを確認

$ pyenv versions

* system (set by /Users/○○○/.pyenv/version)
3.8.2

systemの下に新しく3.8.2の環境が表示されています。

pyenv環境内で利用するPython環境の切り替え

pyenv環境内で利用するPythonをsystemから先ほどインストールしたPythonを3.8.2に切り替えましょう。

切り替えるにはglobalコマンドを入力。

$ pyenv global 3.8.2

正しく切り替わっているかを確認。

$ pyenv versions

system
* 3.8.2 (set by /Users/○○○/.pyenv/version)

Note

3.8.2の横に「*」印が付いていればpyenv環境内で利用するPythonが3.8.2に切り替わってています。

pyenv環境内にインストールしたPythonの起動テスト

最後にpyenv環境内にインストールしたPythonが正しく起動するかをテストしておきましょう。

ターミナルにpythonと入力してPythonを起動します。

$ python

Pythonが起動しましたらprint関数を使ってプログラミング入門でお馴染みの「Hello World」を表示させてみましょう。

Python 3.8.2 (default, Apr 23 2020, 18:10:24)

[Clang 11.0.3 (clang-1103.0.32.59)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.

>>> print('Hello World')
Hello World

表示が確認できましたらexit()を使ってPythonを終了します。

>>> exit()

これでpyenvを使ったPyhtonのローカル環境構築手順は全て終了です。後は自分の利用環境に合わせて必要なパッケージ等をpipでインストールしていきましょう。

ここまでの手順の詳細な説明やエラー対策等は下記のページで解説しています。もう少し詳しく知りたい方はご参照ください。

今日のdot

Macのcatalinaにpyenvを利用したpythonのプログラミング環境を構築する方法について解説しました。途中エラーやアラートでつまずいてしまったり、わからない用語等があった場合は専用の個別解説ページの方をご確認ください。

ここまで問題なく環境が構築できた方はpip等を利用して自分のプログラミング環境に必要となるその他パッケージ等をインストールしていきましょう。