SEO|検索結果順位がランク外に急落した場合の調査・復旧方法
- 公開日:2020/08/19
- 更新日:2020/08/19
- 投稿者:n bit
突然自分のウェブサイトの検索順位がランク外に落ちてしまった。一生懸命サイト運営していたらパニックに陥ってしまいそうなイベント。そのような状況を改善するため原因の調査と復旧方法について解説します。
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ウェブサイトを運営している限りどこまでいっても切り離すことができない検索順位。努力して育ててきたウェブサイトの検索順位がある朝突然急落していたら絶望しますよね。
今回は運営しているウェブサイトがランク外へ一気に下がってしまい何から始めて良いかわからない人の指針となる記事です。
- 検索順位が急に下がってしまった原因を探る
- 下がってしまった検索順位を復旧・改善する
手順について解説していきます。
現状の把握
どのような対策でも、まずは現状の把握から。サイトの状態によって多少変動はありますが下記の項目辺りは最初にざっと確認しておきましょう。
- いつ順位変動が起こったのか?
- どれぐらいの順位変動があったのか、どこまで落ちたのか?
- そもそもインデックスはされているのか?
- 影響は特定のクエリやページだけか、または、サイト全体に及んでいるのか?
- Googleからペナルティが課せられていないか?
これらを確認しておくことでさらに詳細な調査進める場合や、具体的な対策を立てるときに方針を決めやすくなります。
Note
上記5項目を順番に解説してはいますが必ずしもこの順番通り常に確認しなければいけないと言うことではありません。状況に合わせて自由に入れ替えて確認してください。
いつ順位変動が起こったのかをチェック
順位が急落したことに気がついているので普段から検索順位についてはデータを何らかのランキングチェックツールを用いて取得しているはず。まずはそちらのツールを使っていつ順位変動が起こったのかを確認しましょう。
こちらのチェック方法はサーチコンソールの検索パフォーマンスか、独自で導入しているランキングチェックツール、実際に自分で検索して確認する3パターンが考えられます。通常は検索パフォーマンスかランキングチェックツールでしょう。
Googleのサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で順位変動を確認
多くの人はGoogleのサーチコンソールの「検索パフォーマンス」で確認されていると思います。
- サーチコンソール > 検索パフォーマンス
期間を選択して平均検索順位のみにチェックを入れる。
下記グラフは少しわかりづらいかもしれませんが赤丸の位置から大幅に下落。つまり5月5日付近で急落したと考えられるでしょう。
その他のランキングチェックツールで順位変動を確認
また独自でランキングチェックツールなどを導入している場合はそちらでも大丈夫。下記グラフは管理しているサイトと競合の順位を比較したもの。4月13日以降青線は下落し一時持ち直しますがその後下落が続きました。赤線も同じ頃に一旦下落していますがその後持ち直して安定しています。
このように自分が利用しているランキングチェックツールを利用していつ順位変動が起こったのかを確認しておきましょう。
下落タイミングから考えられる改善策の方向性
調査でいつ順位が下落したかがわかれば次のような改善策の方向性を絞り込むことができます。
- 下落の直近で行った施策の見直し
- 下落の直近であったGoogleアップデートの内容に関して問題になりそうな過去の設定や施策の見直し
いつ順位下落したのかがわかるだけでもこれだけ原因が絞り込みやすくなります。
どれぐらいの順位変動があったのかをチェック
いつごろ現象が発生したのかを確認できれば次はその度合い。
つまり、どれぐらい順位が下落したのか?
50位以下まで落ちたのか、または100位以下まで落ちたのか、そもそも順位すらついていないのか。こちらは詳しく解説するまでもないと思いますのでこれぐらいで留めておきます。
「検索パフォーマンス」で順位変動の度合いを確認
順位変動の度合いも検索パフォーマンスで確認できます。
外部のランキングチェックツールを利用する場合、検索順位を記録し保存する方法がツールによって多少差異がありますのでツールの特性をよく理解しておく必要がある。例えばサーチコンソールの検索パフォーマンスは他のランキングチェックツールのいわゆる圏外やランク外を指す50位以下、100位以下でも検索結果ページが表示されれば順位が記録されます。
Note
圏外・ランク外
圏外やランク外はランキングチェックツールに依存した単語で、各ランキングチェックツールが記録することのできない順位に対して独自に使用しています。実際に圏外・ランク外といった領域が存在するわけではありません。
下落の度合いから考えられる改善策の方向性
順位下落の度合いを確認することでも改善策の絞り込みはある程度できる。例えば、多少の下落であれば
- ユーザの求めているコンテンツが変化してきた可能性が考えられる
- 自分のサイトの原因よりは競合がより評価、または、強化された可能性が考えられる
コンテンツに対して必ず答えを求めているユーザと、他の角度からユーザに情報提供する競合が必ず存在します。今までと変わらない情報を配信していてもユーザが求める答えや情報が変化してくると自分のページのランキングにも影響が出ます。
また順位とは相対的なもの。競合のコンテンツの質が上がり評価されれば結果的に自分のページのランキングは下る。下落しているキーワードで実際に検索してみて表示される競合サイトを分析してみると良いでしょう。
大幅な下落であれば
- 自分のサイトに原因がある可能性が考えられる
など、外的要因や内的要因のどちらがよりウェイトを占めている可能性があるのか絞り込みしやすくなる。その他にも他の要因と組み合わせることで色々と絞り込みを行うことができます。
いずれにせよサイト内部を改善することになりますが、見直すべきものがコンテンツから入るべきなのか、技術的側面から入るべきなのか考える材料になりますよね。
検索エンジンの登録状態をチェック
先程の項目の順位変動はどれぐらいあったのかに関連しますが、順位がつかないレベルまでになっている可能性があります。そもそもウェブサイトのページはGoogleにインデックスされていないと順位は一切つきません。Googleに自分のウェブサイトのページの存在すら知られていないから。
Note
インデックス
検索エンジンに登録されている状態のこと。
サーチコンソールの検索パフォーマンスだけではインデックスされていないため順位がついていないのか、ユーザが表示しないほど低い順位になっているかの判断ができません。サーチコンソールの検索パフォーマンスはユーザがそのページが掲載された検索結果ページを表示させたタイミングでしか順位を記録しないためです。
Note
検索順位を取得したいページが掲載された検索結果ページが表示されたタイミングで初めて検索順位がつきます。また、サーチコンソールの検索パフォーマンスは実際にユーザがその検索結果ページを表示したタイミングでしか記録しません。
こちらについてもう少し詳しく知りたい方は下記のページをご参照ください。
検索順位とは?意外と知らない検索順位の基本
SEOに関わると必ず1度は目にする言葉「検索順位」。多くの人が気にしている割には誤解されている部分も多いと感じます。今回はこの検索順位について詳しく解説。
そのため、検索パフォーマンスを確認したとき検索順位が全く記録されていない場合はページがインデックスされているかをチェックする必要があります。
ページがインデックスされているか確認する方法
ページがGoogleの検索エンジンにインデックスされているか確認する方法はいくつかあります。ここでは特にツールを必要としない1番簡単な方法を解説しておきましょう。
Googleの検索キーワード入力欄に下記の形式で調べたいページのURLを入力してください。site:の後にURLを追加して検索します。
- site:https://◯◯◯◯◯◯.◯◯◯
最初はホームのURLのみで検索するのが良いでしょう。
サーチコンソールの「カバレッジ」で確認すればもっと詳細な情報を得ることができます。
ページのインデックス状況から考えられる改善策の方向性
上記の確認で一件も該当がなければサイトそのものがインデックスされていないと言う判断ができます。その場合、Googleからペナルティが課せられている可能性が濃厚です。次の項目を飛ばし「Googleからペナルティが課せられていないかチェック」の項目を先に確認しましょう。
またインデックスされていない場合は
- 「Googleにクロールはされているか?」
確認しましょう。クロールすらされていない場合は
- 「サイトにアクセスできる状態になっているか?」
を確認してみましょう。主な確認事項としては下記の通り。
- 【ドメイン・DNS設定】:ドメインの契約期限が切れている、サーバが停止している、DNSの設定が間違えている、等
- 【アクセスブロック】:noindexの実装、IPアドレス制限、BASIC認証、robots.txt、リダイレクト設定、URLのRewrite設定、等
過去に依頼を受けたことがあるもので、クライアントが初心者だった場合たまに見受けられたことがある項目。サーバ上で直接修正・開発を行い、その間アクセスブロックをかけていたのを公開時に解除し忘れていたなどが原因でした。この場合何を改善しても徒労に終わるので注意しましょう。
またツールばかり確認するのではなくブラウザのシークレットモードで直接URLからアクセスすることですぐにわかることも多いです。
該当のページが正しくインデックスされていることが確認できた場合、検索パフォーマンスで順位が確認できないかったとしても、それは検索順位があまりにも低くユーザが検索結果ページにまでたどり着いていないだけで検索順位がつく準備はできていると判断できます。一般的な順位を向上するための取り組みが有効です。
もし検索パフォーマンス以外のランキングチェックツールを利用している場合は、ツールにもよりますが50位、または、100位以内に位置していれば現在順位が確認できる可能性があります。
影響は特定の範囲か、サイト全体に及んでいるのかをチェック
一言で検索順位が下落したといっても様々なパターンが考えられる。
まず下記の3つに大別できます。
- サイト全体に関連するクエリやページで検索順位が下落している
- 特定のクエリに関してだけ順位が下落している
- 特定のページに関してだけ順位が下落している
サイト全体に関連するクエリやページで検索順位が下落している
検索順位の下落がサイト全体で起こっている場合はサイトの流入数を見ることで容易に判別可能。サイト全体の流入数を見ればほぼゼロに近い数値まで激減しているはず。
普段から自分が追っているサイトであれば勘違いすることはないと思いますが、下記のような周期性のあるものや、季節性のあるグラフはその傾向を除外した上で減少したかどうかを確認するようにしましょう。
季節性があるデータ
周期性があるデータ
サイト全体の下落から考えられる改善策の方向性
サイト全体で下落している場合はコンテンツの問題ではないと切り分けしやすくなります。もちろんサイト全体のコンテンツの質が悪ければあり得ますが、今まで高い順位をキープしていた実績から考えてもある程度質を担保したコンテンツがサイト内に掲載されていると考えられる。
そのためコンテンツ以外の内部施策や、外部要因について調査することになります。
また、次のセクションで説明するGoogleからペナルティを受けている可能性も高い。
Note
Googleのアップデートにより過去にはお金や生活(主に医療・健康)等に該当する特定カテゴリのコンテンツで、そのカテゴリの専門家でない人が運営していたサイトがサイト単位で大幅下落したことがありました。正しい対策を行っていてもアップデートの影響を受けて、まれにサイト単位で大幅に下落することも。
特定のカテゴリーに対してGoogleアップデートがかかっているのかは同じようなカテゴリを扱う競合サイト分析することで確認できる場合があります。
特定のクエリに関してだけ順位が下落している
こちらは特定のクエリ、または、特定のクエリを含む複合キーワードに関して順位が下落している場合。
例えば
- ◯◯◯
- ◯◯◯ ▲▲▲
- ◯◯◯ ■■■
- ◯◯◯ ◆◆◆
の様に「◯◯◯」が含まれる複合キーワードが全般的に下落しているケース。
「検索パフォーマンス」で検索キーワードをフィルタリングして確認
Googleのサーチコンソールの「検索パフォーマンス」を開きます。
- サーチコンソール > 検索パフォーマンス
検索パフォーマンスを開くと行表示のテーブルの右上にフィルタリングアイコンがありますのでクリックして検索キーワードにチェック。フィルタリング用キーワード入力欄にフィルタリングしたい検索キーワードを入力しましょう。
最後に完了ボタンを押すと下にフィルタリングされたキーワードの行のみが表示される。表示されたそれぞれの複合キーワードをクリックすることでトレンドデータも確認できます。
特定のキーワードが含まれるグループのみ順位が下落していないか確認しましょう。
特定のページに関してだけ順位が下落しているか確認
こちらは特定のページのみが順位下落している場合。
「検索パフォーマンス」でページをフィルタリングして確認
Googleのサーチコンソールの「検索パフォーマンス」を開きます。
- サーチコンソール > 検索パフォーマンス
検索パフォーマンスを開くと行表示のテーブルの上に「ページ」タグがありますのでクリック。フィルタリングしたいページURLを選択しましょう。
特定のページのみ順位が下落していないか確認しましょう。
特定のキーワードやページ順位下落から考えられる改善策の方向性
特定のキーワードやページに限定される場合、サイト全体の作りにはそんなに大きな問題は無いと考えられるでしょう。どちらかと言えばページに依存した問題の可能性があります。
正しくサイトを作成しているのであれば、基本的にはコンテンツの質に関する改善が最優先になる確率が高い。
- ユーザの求めているコンテンツが変化していないか
- ユーザが求めているコンテンツが不足していないか
- ユーザが求めている答えが返せているか
などを優先的に考えるべきです。
また、意図していなくとも偶然スパム行為につながっている可能性があります。
- コンテンツに独自性があるか
- コピーしたテキストの配置や重複コンテンツが発生していないか
- ページ内に不自然なリンクを設置していないか
- 隠しテキストが発生していないか
- テキスト内やタグ内に過剰なキーワードが埋め込まれていないか
などもチェックしておきましょう。
また特定のページの場合、「検索エンジンの登録状態をチェック」と同じく
- ページのインデックス状況はどうか?
- ページはクロールはされているか?
- ページにアクセスできる状態になっているか?
等もあわせて確認しておくべきです。
Googleの検索で「site:」を利用するか、サーチコンソールのURL検査でも簡易的に調べることができます。
Googleペナルティが課せられていないかチェック
検索順位が上位にあったものが急にランク外まで一気に下がった、インデックスから削除されてしまった、サイト全体で大幅な下落現象などが起きている場合はGoogleのペナルティが課せられていないか確認した方が良いでしょう。
Googleペナルティとは
GoogleペナルティとはGoogleが公式サイトで定めている「品質に関するガイドライン」に違反したことで課せられる罰則。品質に関するガイドラインには一般的な偽装行為や不正行為について記載されています。
こちらのガイドラインに違反するとペナルティが課せられ
- 検索順位が大幅に下がる
- インデックスから削除される
対象となる。
品質に関するガイドラインに記載されている内容が全てと言うわけではなく、それ以外にも偽装や不正行為に該当すると判断されたものに関してもGoogleペナルティの対象です。
基本的にはサイトを利用するユーザのことを最優先に考えこちらのガイドラインに沿った作りにしていれば検索順位が大幅に落ちるといった事はありません。
つまり、言い換えれば
- ユーザを最優先に考えた作りになっているか
- Googleが定める品質に関するガイドラインを遵守した作りになっているか
をチェックし修正していくことで検索順位を復旧・改善することができます。
Googleの品質ガイドラインに違反するような偽装や不正行為を行った記憶がない場合でも、設定エラーや、知らずして行った対策などが原因となりペナルティが課せられていることも。
もちろん自身でポリシー違反となるような対策を行っている心当たりがある場合はそちらが原因でしょう。今すぐ修正してください。修正しない限り検索順位が復旧することはほぼありません。
Googleのペナルティは2種類
Googleに課せられるペナルティは2種類考えられます。
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
それぞれ言葉の通り。
手動ペナルティはGoogleのSEO関連スタッフがサイトの不正行為を直接確認し手動で対策を行うもの。自動ペナルティはその逆でプログラムによって自動的に不正を検閲しペナルティが与えられるもの。
2つの大きな違いはペナルティを課せられたことに対して通知が届くかどうかです。手動のペナルティーを受けている場合はGoogleからサーチコンソールにメッセージが届きます。
手動ペナルティが課せられていないか確認
Googleのサーチコンソールの「手動による対策」ペナルティが課せられていないか確認しましょう。
- サーチコンソール > 手動による対策
問題がある場合はこちらの画面にメッセージが表示されます。
手動ペナルティの解除方法
Googleから手動のペナルティーを受けている場合の解決は簡単。ペナルティーのメッセージに従ってサイトの修正を行い再審査のリクエストをすれば、その他に問題がない限り基本的には解除されます。
ただ、正しい対策を行っている限りはこちらにメッセージが届く事はまずありません。
自動ペナルティの解除方法
ここまでの確認や改善施策でいずれも有力な該当項目がなかった、下記項目に強く該当しているような場合は残念ながらGoogleに自動ペナルティを受けている可能性があるでしょう。
- 下落現象が急激に起きた
- サイト全体で大幅な下落が起きている
- サイトが扱う特定カテゴリに対してGoogleのアップデートも特に見受けられない
- ドメインや、サーバ周りの技術的な部分にも問題がない
- サイト全体へのアクセスを阻害するような要因はない
- インデックスされるための技術的問題は無いのにインデックスされていない
- サイト全体のコンテンツの質も競合サイトと比べて遜色がない
違法性のある施策に心当たりがなく、ここまでのチェックの中で改善の方向性が絞り込めていない場合は一つ一つ基本施策に照らし合わせてながら地道に確認していくしかありません。ただ、数が膨大になりますので、よくある項目と大まかな流れを示しておきましょう。
マルウェア等による感染確認
サイトがマルウェア等に感染しユーザの利用に対して安全ではない状態になっていないか確認しておきましょう。感染していた場合はサイト全体が下落したり、インデックス削除、ペナルティ等を受ける可能性があります。
Note
ハッキング等により過度なダメージを受けている場合はサーチコンソールの「手動による対策」に通知が来る場合もあります。
確認方法
確認にはGoogleのセーフブラウジングツールを使うのが良いでしょう。
URLを入力するだけでサイト内のコンテンツが安全かどうかの判断を行ってくれます。もしマルウェア等に感染していた場合はメッセージが表示されますので対策しましょう。
対策方法
- マルウェアの感染等が確認された場合はまずはユーザがサイトにアクセスできないようにしましょう。ユーザに被害が及ぶ可能性を排除しておく必要があります。
- 成城のバックアップデータを利用しサイト全体の復旧を試みましょう。
重複・コピーコンテンツの確認
サイト内に重複したコンテンツや、他のサイトからコピーしたテキストが配置されたコンテンツ等がないか確認しましょう。正しくコンテンツを作成している中で意図せず重複に近いような現象が起きてしまっているものに関しては過敏に反応する必要はありません。
確認方法
Googleの検索ウインドウに、タイトルや本文の1部をコピーしてダブルカンマ("○○○")で囲った文字列を入力。
検索結果に
- 自分のサイトが複数ページヒットする
- 自分のサイト以外のページがヒットする
場合は重複やコピーコンテンツが発生している可能性があります。
対策方法
- 新旧のリライト記事を分けているような場合や、他のサイトに同じ内容の記事を寄稿している場合は、canonical設定を行うことで回避
- 不要なコンテンツの場合は削除
- コピーコンテンツになってしまっている場合は記事をリライトして修正
内部リンク・外部リンクの確認
不審な外部からのリンクや違法性がある内部リンク等が発生していないか確認しましょう。
- どこからどこへリンクされているのか
- リンク時に使われているリンクテキストはどうなっているか
等を重点的に確認してください。
確認方法
サーチコンソールの「リンク」で内部リンクと外部リンクを確認することができます。
内部リンク対策方法
- 過剰に同じページから特定のページへリンクを貼っている場合は適正な数に減らす
- 不適切なリンクテキストを使って他のページにリンクを貼っている場合は修正
外部リンク対策方法
外部リンクに関しては過剰に反応する必要はありません。基本的に現在はGoogle側で自動判別し処理してくれます。
- あからさまに怪しい外部リンクがある
場合はリンク否認ツールを使って処理しても構いません。
ページスピードの確認
サイト全体の動作がかなり遅い、あからさまにページ速度がスコアが悪いといった場合には順位の下落に影響する場合があります。
確認方法
サイト速度の確認方法もいろいろありますが1番簡単なのはGoogleアナリティックスの「ページ速度」を利用した確認方法です。
- Googleアナリティックス > ページ速度
平均読み込み時間(秒)推移が確認できます。
ページの速度スコアは「PageSpeed Insights」で確認するのが簡単です。ポイントも日本語で示してくれるので内容に沿って改善を進めましょう。
対策方法
- 最初はPageSpeed Insightsの改善ポイントに従って進めていくのがオススメ
- スコアのみに執着せず実際の速度のほうに最終のウェイトを置きましょう
ここまででも解決できなかった場合はGoogleのガイドラインを再度よく見直し一つ一つ該当項目がないかチェックしていく流れです。
今日のdot
サイトの検索順位急落時の分析手順や改善方法の絞り込みについて解説してきました。
全体を通して共通している事は、ユーザが求めている答えや情報に対して真摯にコンテンツを用意し、競合と差別化しより有益なコンテンツを作成するように心がけることです。
検索エンジンを騙して順位を上昇させようといった悪意のある対策を行わない限り、今回のようなページが急落するといった現象はそう起こるものではありません。
また、常日頃から正しい施策に取り組んでいれば、ふとした急落が起きてもそのまま様子を見ていればある一定の期間で元の順位に返ってくることがほとんどです。Googleの検索エンジンプログラムは日々アップデートを繰り返しています。その中で多少の順位の揺らぎが出る事がある。そのような時にも自信を持って対応できるように普段から正しい取り組みを行っていくようにしましょう。