Pythonの入門学習におすすめの本をレベル別に紹介
- 公開日:2020/03/05
- 更新日:2020/03/19
- 投稿者:n bit
Pythonのプログラミング学習におすすめの本をよく聞かれますが学習を始める時点の各自のレベルによってまちまち。そのため各レベルに合わせたオススメ本を紹介しました。どのような学習においてもですが最初に出会う1冊の書籍が自分にあっているかは重要なポイントですね。
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最近非常に注目を集めているプログラミング言語Python。そのため習得したいプログラミング言語としてPythonを選択する方も増えてきました。
学習を始める上で学習教材として本を選択する方も多いでしょう。
そこで、Pythonのプログラミング学習の初学者や始めて間もない人向けに
- いろいろな切り口の学習本があるがどれを手に取れば良いのか?
- 自分のPythonプログラミング学習に合っている書籍はどれなのか?
等の疑問を解決。この記事を読んで、あなたのPythonプログラミング学習にとって最初のベストな1冊となる本を選んでください。
Pythonプログラミングの
初学者レベルは大きく分けて3つ
Pythonプログラミングの初学者とといってもいくつかの段階がある。それぞれのレベルによってお勧めできる書籍は変わります。先に自分が現在どのレベルにあるのか把握しておくと良いでしょう。
あまり細かく分け過ぎても自分がどのレベルに属しているのかわかりにくくなると思いますので、今回はざっくりと三つの段階に分けました。最初の1冊を選ぶにはこの分け方で十分です。
1段階目は「まったくの素人レベル」。今までどのようなプログラミング言語もほとんど触れたことがなく初めてプログラミング学習をするのにPythonを選択した方。プログラムがどのようなものかよくわからないといった方はここに属していると考えても良いでしょう。
2段階目は今までに「他のプログラミング言語を多少学習した・かじったことがあるレベル」。他の言語を習得済みではなく、過去になんとなく学習をしてみた、途中まで学習したけど挫折してやめてしまった、やったのがだいぶ昔でもう忘れてしまったなど、多少でもプログラミングというものがどのような構造でできているかぐらいは感じ取っている方です。
3段階目は「Python以外のプログラミング言語を最低一つは取得済みのレベル」 。Python以外のプログラミング言語を最低一つはすでに取得済み、またはほぼ理解していてある程度自由にコードが書ける方。今現在他のプログラミング言語を利用しているが、今後注目度が集まっているPythonも自分のプログラム言語として習得しておきたい方。
また、各自のレベルに関係なく初めてそのプログラミング言語を習得するのであれば共通するポイントがあります。
- ポイント1:言語の基礎構文のみを解説した書籍を選ぶ
- ポイント2:自分のレベルで目標とする期間内にやりきれる書籍を選ぶ
「まったくの素人レベル」にオススメのPython学習本
今までプログラミングというものにほとんど触れたことがない、全く学習したことがないといった方には「Pythonスタートブック [増補改訂版]」がおすすめです。
こちらの書籍は、様々な例えの表現を利用しながらプログラミングというのはそもそもどのようなものかといった解説も交えPythonの基礎を習得する流れが非常にわかりやすい。
初めてのプログラミング学習時そもそもプログラムの構造がどのようになっているかといったことから理解できません。そのような状態でプログラミングの詳細を解説されても頭の中に?が増えるだけ。
そこで、プログラミング以外の実生活に近い事例を交えながらプログラミングの構造を頭の中に入れていくことでスムーズに理解しやすくなります。
「Pythonスタートブック [増補改訂版]」は対面式のプログラミングスクールなどでも教材として利用されることも多く完成度も高いので初学者にとっては本当にベストな1冊となるでしょう。
成長レベルとしては全くのゼロの人がPythonプログラミング初級者になれるといったイメージです。ちなみに私もPythonの学習を始めた時こちらの書籍にお世話になりました。
私が購入した時にはPython2対応書籍でしたが、現在はPython3にも対応していますので安心して購入できますね。
また、ページボリュームも352ページで文字も比較的大きめですので短期間で一気にやり切ることができる。私は仕事の後と土日を利用して1週間で大体終わらせることができました。期間内にやりきることを目的とし、途中わかりにくかった部分はいくつか飛ばした所ももちろんあります。
習得できる範囲はPythonの基礎の基礎の部分からクラスの概念あたりまでが習得範囲となります。
「他のプログラミング言語を多少学習した・
かじったことがあるレベル」に
オススメのPython学習本
多少なりでもプログラミングがどのような構造かを理解している、他のプログラミング言語をかじったことがある方は「みんなのPython 第4版」がお勧めです。
Pythonスタートブック [増補改訂版]のようにプログラミング言語以外の例えをふんだんに使うほどではありませんが、イメージしやすい図や例えも多く交えながらPythonの基礎構文を非常に分かりやすく解説してくれています。
書籍の最後の方に一部データサイエンスについて含まれている部分もありますが、割合は小さく、おまけ程度に考えても良いので基礎構文のみを扱った書籍と捉えてよいでしょう。(第一ステップの学習時データサイエンス関連部分は飛ばしておいて問題ありません。)
こちらも大まかな範囲はPythonの基礎の基礎からクラス周りとはなっていますが、クラスの継承やオブジェクト指向、モジュールスコープなど「Pythonスタートブック [増補改訂版]」に比べるとより突っ込んだ部分まで詳しい解説がある。そのためどうしても基礎の基礎にさけるページボリュームが少なくなりますので、プログラミングの構造ぐらいは理解できている方に向いている書籍です。
ページボリュームとしては少し多く500ページ。一気にやりきるのは少し疲れるボリュームにはなっていますが、自分が目標とする学習期間とも相談しながら「Chapter10 例外処理」位までやり切り、後は2冊目以降の実践型書籍に移行しても良いと思います。
しっかりと理解してやり込んでいけばPythonプログラミングの中級者入口辺りまで目指せる。Pythonのプログラミング学習に対してモチベーションが高く、早くPythonの高いレベルまで学習したいと考えている方はこちらの書籍向き。
そこまででもない、ここまで読んで少しでも不安を感じる人は間違いなく「Pythonスタートブック [増補改訂版]」の方がおすすめ!
「Python以外のプログラミング言語を
最低一つは取得済みのレベル」に
オススメのPython学習本
このレベルの方にお勧めの書籍は「入門 Python 3」。既にプログラミングの基礎力がある人にはやはり安定のオライリー。ページ数も600ページありかなりの内容が網羅されています。
学習できる範囲はPythonの基礎の基礎から並列処理などもカバー。到達地点はPythonの中級者〜プロレベルに向かうための1冊といえるでしょう。
すでに何らかの言語を一つ以上修得されている方であれば間違いなくベストな1冊となります。当分の間手元において活躍する1冊。
全くの初心者であれば絶対に手を出さないでください。きっと数分で心が折れます!
今日のdot
ここまで各自のレベルにあうPythonのプログラミング学習オススメ本を紹介してきました。あなたにベストな1冊は見つかりましたか?
私がいままで直接対面で本おすすめした感覚ではこのページの内容に興味を持っている人のうち八割は「Pythonスタートブック [増補改訂版]」が向いていると思われます。
残りの2割程度は「みんなのPython 第4版」向き。ごくまれになぜかこのページにたどり着いてしまった人がオライリーの「入門 Python 3」を選択する人。
そのため、まだ迷っているのであれば、とりあえず「Pythonスタートブック [増補改訂版]」を購入して行動を起こしてみましょう。
行動すること、継続すること、やりきること、これがあなたにとってPython習得の最も早道。
今回お勧めした3冊のうちどれか1冊があなたの最初のベストな一冊となり、習得の一助へと繋がりますように。
1段階目:まったくの素人レベル
2段階目:他のプログラミング言語を多少学習した・かじったことがあるレベル
3段階目:Python以外のプログラミング言語を最低一つは取得済みのレベル
2冊目以降の書籍では、より発展的な内容を含んだ本を各自の目的に合わせて選択することになります。目的別のpython学習書籍の選び方については別の記事で紹介しましょう。
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