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Python入門|文字列を出力するprint関数

  • 公開日:2018/05/18
  • 更新日:2018/10/19
  • 投稿者:n bit

Pythonのprint関数は入力端末に実行結果を文字列で出力して返すための関数です。Pythonのプログラム開発段階や学習段階においては頻繁に利用する関数ですのでまず最初に覚えておきましょう。

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この記事は約 分で読めます。(文字)

文字列を出力するprint関数

基本的にプログラミングとは何か値を入力して、それを処理してから出力するものです。print関数はその出力結果を確認したりするときによく利用します。そのため最終段階で利用することはほとんどありませんが、プログラミングの学習や開発段階においては頻繁に利用することとなります。

Note

関数と引数とは

「関数」とは「何かしらの入力に対して、決まった規則に従った出力を行う機能をもったもの」です。そして関数に渡す何かしらの入力値のことを「引数」と呼びます。

print関数の記述方法

使い方はとてもシンプルで難しくありません。print() と記述して、() の括弧内にダブルクォーテーション【"】、または、シングルクォーテーション【'】で囲んだ文字列を入力して実行するだけです。

print('ここに出力したい内容が入ります。')

出力結果

ここに出力したい内容が入ります。

シングルクォーテーション【'】で囲っていた文字列を出力していることが確認できます。シングルクォーテーション【'】で囲っていた文字列がprint関数に渡す引数となります。

ダブルクォーテーション【"】とシングルクォーテーション【'】の使い分け

ダブルクォーテーション【"】、シングルクォーテーション【'】は、どちらを利用しても同じ結果を出力しますので後は好みのようなものです。

1点気をつけるべきは囲む内容にダブルクォーテーション【"】が入っている場合はシングルクォーテーション【'】で囲みます。

print('ここに出力したい"内容"が入ります。')

出力結果

内容がダブルクォーテーション【"】で囲まれていることが確認できます。

ここに出力したい"内容"が入ります。

逆に、囲む内容にシングルクォーテーション【'】入っている場合はダブルクォーテーション【"】で囲むようにしましょう。

print("ここに出力したい'内容'が入ります。")

出力結果

内容がシングルクォーテーション【'】で囲まれていることが確認できます。

ここに出力したい'内容'が入ります。

次のように内容にもシングルクォーテーション【'】、囲んだ文字列にもシングルクォーテーション【'】を使用してしまった場合はエラーを返します。その逆も同じです。

print('ここに出力したい'内容'が入ります。')

出力結果

SyntaxError: invalid syntax

私は、ダブルクォーテーション【"】を利用したときのソースコードの密度が嫌いなのと、HTMLタグを扱うことが多いためprint関数の中にダブルクォーテーション【"】が紛れることが多いです。そのためprint関数を利用する時はよくシングルクォーテーション【'】で記述しています。後はご自分の利用方法に合わせて決めれば良いかと思います。

print関数の応用編

print関数の少し拡張した利用方法も説明しておきます。

複数の項目を同時に出力する

複数の項目を同時に出力するパターンを2つほど紹介します。1つ目はカンマで区切ってバラバラに出力する方法です。

print('python','プログラム','print関数')

出力結果

python プログラム print関数 それぞれの間に余白が空いていることが確認できます。

python プログラム print関数

2つ目はそれぞれの項目をプラス記号で繋いで出力する方法です。

print('python' + 'プログラム' + 'print関数')

出力結果

python プログラム print関数 それぞれの間には余白が無く直接接続されていることが確認できます。

pythonプログラムprint関数

こちらは+だけではなく*にも対応しています。先ほどは足し算でしたが今度は掛け算です。

print('python' * 3)

出力結果

python が3回繰り返されていることが確認できます。

pythonpythonpython

ここまで学習した方法を全てまとめて利用することも可能です。

print('python','プログラム' + 'print関数' * 2)

出力結果

python が3回繰り返されていることが確認できます。

python プログラムprint関数print関数

ここで説明した以外の利用方法もあるのですが、もう少しPythonの基本について学んでからのほうが理解しやすいと思いますので、説明しきれない部分はその時々に補足していきます。

今日のdot

print関数はこの先の学習でも頻繁に利用しますので基本的な使い方だけはしっかりと記憶しておきましょう。

print関数の記述方法

print() と記述して、() の括弧内にダブルクォーテーション【"】、または、シングルクォーテーション【'】で囲んだ文字列を入力して実行するだけです。

print('ここに出力したい内容が入ります。')

出力結果

ここに出力したい内容が入ります。

応用編の記述方法は今すぐ覚えておく必要はありません。しかし、覚えておけば色々と役に立つ場面もありますので必要になったときにピックアップしておくと良いと思います。