MacOSのローカル環境にRedisをインストールする方法
- 公開日:2019/06/03
- 更新日:2019/06/03
- 投稿者:n bit
非同期処理を実装する時に利用するRedis(リモートディクショナリサーバの略)をMacのローカル環境にインストールする方法について解説します。Djangoなどで非同期処理を実装したクラウドアプリを開発する時などには必須の作業です。
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Macのローカル環境にRedisをインストールする方法
RedisをMacOSのローカル環境に構築方法の解説です。Redisのインストール、動作確認まで行います。
Redisのインストール
RedisをMacOSのローカル環境にインストールするにはHomebrewを利用します。まだHomebrewをインストールされていない方は下記のページを参考にして先にHomebrewをインストールしておいてください。
Homebrewの基本とインストール方法・使い方
MacでPythonの環境構築や各種パッケージのインストールなど頻繁に利用されるHomebrew。Homebrewの基本的な知識や役割に関する情報とインストール…について解説しています。Macで各種環境構築を行うときには必須となるものです。
Homebrewのアップデート作業を先に行います。
$ brew update
アップデート作業が完了しましたら次はRedisのインストールです。RedisをHomebrewでインストールするには下記のコマンドを入力します。
$ brew install redis
これでインストール作業は完了です。
Redisを起動する
正しくインストールできているかRedisを起動して動作確認しましょう。
Redisを起動するには下記のコマンドを実行します。
$ redis-server
以下のような画面が表示されれば無事にRedisが起動できています。
1997:C 03 Jun 2019 15:31:38.274 # oO0OoO0OoO0Oo Redis is starting oO0OoO0OoO0Oo
1997:C 03 Jun 2019 15:31:38.274 # Redis version=5.0.4, bits=64, commit=00000000, modified=0, pid=1997, just started
1997:C 03 Jun 2019 15:31:38.274 # Warning: no config file specified, using the default config. In order to specify a config file use redis-server /path/to/redis.conf
1997:M 03 Jun 2019 15:31:38.275 * Increased maximum number of open files to 10032 (it was originally set to 256).
_._
_.-``__ ''-._
_.-`` `. `_. ''-._ Redis 5.0.4 (00000000/0) 64 bit
.-`` .-```. ```\/ _.,_ ''-._
( ' , .-` | `, ) Running in standalone mode
|`-._`-...-` __...-.``-._|'` _.-'| Port: 6379
| `-._ `._ / _.-' | PID: 1997
`-._ `-._ `-./ _.-' _.-'
|`-._`-._ `-.__.-' _.-'_.-'|
| `-._`-._ _.-'_.-' | http://redis.io
`-._ `-._`-.__.-'_.-' _.-'
|`-._`-._ `-.__.-' _.-'_.-'|
| `-._`-._ _.-'_.-' |
`-._ `-._`-.__.-'_.-' _.-'
`-._ `-.__.-' _.-'
`-._ _.-'
`-.__.-'
1997:M 03 Jun 2019 15:31:38.276 # Server initialized
1997:M 03 Jun 2019 15:31:38.276 * Ready to accept connections
今日のdot
Redisのインストールと起動までの手順はHomebrewがインストールできていればすぐに終わります。
brew servicesによるRedisの起動
Redisの起動に関してですが、$ redis-serverはPC起動を毎回行う必要があります。Homebrew側でサービス管理する$ brew servicesコマンドを使えば自動起動させる事も可能です。
一応、基本的なコマンドを紹介しておきましょう。
Redisを自動起動させる
$ brew services start redis
下記のように表示されればRedisが起動されています。
==> Successfully started `redis` (label: homebrew.mxcl.redis)
Redisを再起動する
$ brew services restart redis
下記のように表示されれば再起動完了です。
Stopping `redis`... (might take a while)
==> Successfully stopped `redis` (label: homebrew.mxcl.redis)
==> Successfully started `redis` (label: homebrew.mxcl.redis)
Redisの自動起動を停止する
$ brew services stop redis
下記のように表示されれば自動起動が停止されています。
Stopping `redis`... (might take a while)
==> Successfully stopped `redis` (label: homebrew.mxcl.redis)
Redis起動状況を確認する
$ brew services list
ステータスが「started」または「stopped」になっていることを確認しましょう。他にもbrew servicesで管理しているものがあれば一緒に表示されます。Name Status User Plist
memcached started xx /Users/xx/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.memcached.plist
mysql stopped
redis started xx /Users/xx/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.redis.plist
別のページでDjangoにRedisを使った実際の非同期処理の実装方法について解説します。そちらでは、$ redis-serverを使用しますので既にbrew servicesでRedisを自動起動している場合は自動起動を停止しておいてください。